「自分の年収で、いくらの家が買えるのか?」これは住宅購入を考える方が最初に抱く疑問です。銀行が貸してくれる「借入可能額」と、無理なく返済できる「適正な借入額」は違います。
この記事では、年収400万円・500万円・600万円・700万円の4パターンで、具体的な数字を使ってシミュレーションします。購入後の生活費まで含めた「リアルな家計」をイメージしてみてください。
この記事でわかること
- 年収別の借入可能額と適正借入額
- 月々の返済額と購入後の生活費シミュレーション
- 中古マンション+リノベーションの予算配分
住宅購入予算の基本的な考え方
住宅購入の予算を考える際、「借りられる額」と「返せる額」を区別することが重要です。銀行は年収の7〜8倍まで貸してくれることもありますが、それでは生活が苦しくなるリスクがあります。
無理のない住宅ローンの目安
以下のシミュレーションでは、返済負担率20%(手取りの25%相当)を基準に、無理のない返済計画を立てています。金利は変動金利0.5%、返済期間35年で計算しています。
年収400万円のシミュレーション
基本情報
400万円
約26万円
約60万円
約320万円
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 借入可能額(銀行上限) | 約3,200万円 | 年収の8倍 |
| 適正借入額(推奨) | 約2,200万円 | 年収の5.5倍 |
| 月々の返済額 | 約5.7万円 | 手取りの22% |
| 頭金(10%の場合) | 約250万円 | 別途諸費用150万円 |
| 購入可能な物件価格 | 約2,450万円 | 借入額+頭金 |
中古+リノベの予算配分例
※名古屋市内の築25〜30年・60㎡程度のマンションを想定。表層リノベーション(水回り交換+内装)が可能な予算です。
購入後の月々の家計(単身・DINKSの場合)
年収500万円のシミュレーション
基本情報
500万円
約32万円
約80万円
約390万円
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 借入可能額(銀行上限) | 約4,000万円 | 年収の8倍 |
| 適正借入額(推奨) | 約2,800万円 | 年収の5.6倍 |
| 月々の返済額 | 約7.3万円 | 手取りの23% |
| 頭金(10%の場合) | 約310万円 | 別途諸費用180万円 |
| 購入可能な物件価格 | 約3,100万円 | 借入額+頭金 |
中古+リノベの予算配分例
※名古屋市内の築20〜25年・70㎡程度のマンションを想定。水回り+LDK中心のリノベーションが可能な予算です。
年収600万円のシミュレーション
基本情報
600万円
約38万円
約100万円
約460万円
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 借入可能額(銀行上限) | 約4,800万円 | 年収の8倍 |
| 適正借入額(推奨) | 約3,400万円 | 年収の5.7倍 |
| 月々の返済額 | 約8.8万円 | 手取りの23% |
| 頭金(10%の場合) | 約380万円 | 別途諸費用220万円 |
| 購入可能な物件価格 | 約3,800万円 | 借入額+頭金 |
中古+リノベの予算配分例
※名古屋市内の築15〜20年・75㎡程度のマンションを想定。間取り変更を含むフルリノベーションが視野に入る予算です。
年収700万円のシミュレーション
基本情報
700万円
約43万円
約120万円
約530万円
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 借入可能額(銀行上限) | 約5,600万円 | 年収の8倍 |
| 適正借入額(推奨) | 約4,000万円 | 年収の5.7倍 |
| 月々の返済額 | 約10.4万円 | 手取りの24% |
| 頭金(10%の場合) | 約450万円 | 別途諸費用250万円 |
| 購入可能な物件価格 | 約4,450万円 | 借入額+頭金 |
中古+リノベの予算配分例
※名古屋市内の築10〜15年・80㎡程度のマンション、または好立地の築古物件を想定。こだわりのフルリノベーションが可能な予算です。
年収別・購入可能額まとめ
| 年収 | 適正借入額 | 月々返済 | 購入可能額 | リノベ予算 |
|---|---|---|---|---|
| 400万円 | 2,200万円 | 5.7万円 | 2,450万円 | 500万円 |
| 500万円 | 2,800万円 | 7.3万円 | 3,100万円 | 700万円 |
| 600万円 | 3,400万円 | 8.8万円 | 3,800万円 | 900万円 |
| 700万円 | 4,000万円 | 10.4万円 | 4,450万円 | 1,000万円 |
※金利0.5%(変動金利)、返済期間35年、頭金10%で計算。諸費用は別途必要です。
シミュレーションの注意点
このシミュレーションに含まれていないもの
- •金利上昇リスク:変動金利は将来上がる可能性があります
- •収入減少リスク:転職、育休、病気などで収入が減る可能性
- •修繕積立金の値上げ:築年数が経つと上がる傾向
- •教育費:子どもがいる場合、将来の教育費も考慮が必要
上記のシミュレーションは「無理のない返済」を前提としていますが、それでも将来の不確実性は残ります。特に変動金利を選ぶ場合は、金利が1〜2%上がっても返済できるか確認しておきましょう。また、ボーナス払いに頼った返済計画は避けることをおすすめします。
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