リノベーション

リノベーションで叶える理想の収納計画|間取り別アイデアと費用目安

「もっと収納があれば…」を解決するリノベーション収納術

2026.02.2610分
リノベーション収納計画のイメージ

「収納が足りない」「モノの置き場所がない」——これは、住まいに関する不満の中で常に上位にランクインする悩みです。特に中古マンションは、築年数が古いほど収納スペースが少ない傾向があります。しかし、リノベーションなら間取りそのものを見直すことで、暮らしに最適な収納を実現できます。

この記事では、リノベーションで収納を充実させるためのアイデアを間取り別に紹介し、費用の目安や失敗しないためのポイントを詳しく解説します。

1なぜ収納計画が重要なのか

国土交通省の「住生活総合調査」によると、住まいへの不満の第1位は「収納の少なさ」です。特に築20年以上の中古マンションでは、現代のライフスタイルに合った収納が設計されていないケースが多く見られます。

収納が不足すると、部屋にモノが溢れて生活空間が狭くなるだけでなく、掃除がしにくくなったり、探し物に時間を取られたりと、日常のストレスが増えていきます。逆に、適切な収納計画があれば、同じ面積でも驚くほど広く、快適に暮らすことができます。

収納率の目安

住まいの床面積に対する収納面積の割合を「収納率」と呼びます。快適に暮らすための目安は以下の通りです。

8〜10%

マンションの理想的な収納率

12〜15%

戸建ての理想的な収納率

築古マンションでは収納率が5〜6%程度のケースも多く、リノベーションで8%以上に引き上げることで、暮らしの質が大きく向上します。

2間取り別・収納アイデア

玄関まわり

玄関は「家の顔」であると同時に、靴・傘・コート・ベビーカー・アウトドア用品など、意外と多くのモノが集まる場所です。リノベーションでは、以下のような収納を計画できます。

シューズクローク(SIC)

玄関横に設ける土間収納。靴だけでなく、ゴルフバッグやキャンプ用品、ベビーカーなども収納可能。ウォークスルー型にすれば動線もスムーズです。

費用目安:30〜60万円

壁面収納・コート掛け

玄関の壁面を活用した収納棚やコート掛けスペース。帰宅後すぐにコートを掛けられるので、リビングにモノが散らかりません。

費用目安:10〜25万円

リビング・ダイニング

家族が最も長い時間を過ごすリビング・ダイニングは、収納の工夫次第で見た目も使い勝手も大きく変わります。「見せる収納」と「隠す収納」のバランスがポイントです。

壁面収納(テレビボード一体型)

テレビ周りを壁面収納にすることで、AV機器・本・雑貨をすっきり収納。扉付きにすれば生活感を隠せます。造作家具なら部屋のサイズにぴったり合わせられます。

費用目安:40〜100万円

小上がり収納

リビングの一角に30〜40cmの小上がりを設け、その下を引き出し収納に。畳を敷けば和のくつろぎスペースにもなり、来客時の布団収納にも便利です。

費用目安:25〜50万円

キッチン

キッチンは調理器具・食器・食材・家電など、収納すべきモノが最も多い場所の一つです。リノベーションでキッチンの収納を見直すことで、料理の効率も大幅にアップします。

パントリー(食品庫)

キッチン横に設ける食品・日用品のストック収納。まとめ買いした食材や調味料、非常食の保管に最適。ウォークインタイプなら大容量を確保できます。

費用目安:20〜50万円

背面カウンター収納

対面キッチンの背面に設ける収納カウンター。食器棚・家電置き場・作業台を兼ねた多機能収納です。扉付きにすればリビングからの見た目もすっきり。

費用目安:30〜70万円

寝室・クローゼット

衣類の収納は、量だけでなく「取り出しやすさ」と「しまいやすさ」が重要です。リノベーションでは、ライフスタイルに合わせた最適なクローゼットを設計できます。

ウォークインクローゼット(WIC)

2〜3畳のスペースがあれば、夫婦2人分の衣類を十分収納可能。ハンガーパイプ・棚・引き出しを組み合わせて、衣替え不要の収納を実現できます。

費用目安:30〜60万円

ファミリークローゼット

家族全員の衣類を1カ所にまとめる大型クローゼット。洗濯→干す→しまうの動線を短くでき、各部屋に収納家具を置く必要がなくなります。

費用目安:40〜80万円

洗面・サニタリー

洗面所は限られたスペースにタオル・洗剤・化粧品・ドライヤーなど多くのモノを収納する必要があります。デッドスペースの活用がカギです。

洗面台造作+収納

既製品ではなく造作の洗面台にすることで、洗面ボウル下の収納を最大化。鏡裏収納やニッチ棚を組み合わせれば、小物もすっきり片付きます。

費用目安:25〜50万円

ランドリー収納

洗濯機上のデッドスペースを活用した収納棚。洗剤・柔軟剤・タオルのストックを収納。室内干しスペースと組み合わせれば、洗濯動線が完結します。

費用目安:10〜20万円

3収納リノベーションの費用まとめ

収納リノベーションの費用は、規模や仕様によって大きく異なります。以下に、代表的な収納リノベーションの費用目安をまとめました。

収納タイプ費用目安工期目安
シューズクローク(SIC)30〜60万円3〜5日
壁面収納(テレビボード一体型)40〜100万円5〜10日
パントリー20〜50万円3〜7日
ウォークインクローゼット30〜60万円5〜10日
ファミリークローゼット40〜80万円7〜14日
小上がり収納25〜50万円3〜7日
洗面台造作+収納25〜50万円3〜5日

費用に影響する要素

  • 造作 vs 既製品:造作家具はサイズぴったりで高級感がありますが、既製品の1.5〜2倍の費用がかかります
  • 間取り変更の有無:壁の撤去・新設を伴う場合は、収納工事単体より費用が上がります
  • 素材のグレード:扉材・棚板の素材によって費用が変動。メラミン化粧板なら比較的安価です
  • 電気工事:照明やコンセントの追加が必要な場合は、別途電気工事費がかかります

4収納リノベーションで失敗しないための5つのポイント

1. まず「持ちモノの棚卸し」から始める

収納を増やす前に、今持っているモノの量と種類を把握しましょう。不要なモノを手放してから収納を計画することで、本当に必要な収納量が見えてきます。「収納を増やす=モノを増やしてもいい」ではありません。

2. 「使う場所の近く」に収納を配置する

収納の鉄則は「使う場所にしまう」こと。料理道具はキッチンに、タオルは洗面所に、コートは玄関に。動線を意識した収納配置にすることで、片付けのハードルが下がり、自然と部屋が整います。

3. 「可変性」を持たせる

ライフステージの変化に合わせて収納の使い方も変わります。棚板の高さを変えられる可動棚や、仕切りを自由に動かせるシステム収納を選ぶことで、将来の変化にも対応できます。

4. 「奥行き」を適切に設定する

収納の奥行きは深ければいいというものではありません。奥行きが深すぎると、奥のモノが取り出しにくくなります。用途に合わせた奥行き設定が重要です。靴なら35cm、本なら30cm、衣類なら60cmが目安です。

5. 「見せる」と「隠す」を使い分ける

すべてを扉の中に隠す必要はありません。お気に入りの本や雑貨は「見せる収納」として飾り、生活感の出るモノは「隠す収納」にしまう。このメリハリが、おしゃれで機能的な空間を作るコツです。

5収納リノベーションの成功事例

事例1:3LDK → 2LDK+大容量収納(名古屋市千種区・70㎡)

ご家族構成:30代ご夫婦+お子さま1人

お悩み:3LDKだが各部屋が狭く、収納も少ない。子どものモノが増えてリビングが散らかりがち。

リノベ内容:使っていない1部屋を解体し、大型ファミリークローゼット(3畳)とパントリー(1畳)を新設。リビングは壁面収納を造作。

費用:約180万円(収納関連のみ)

結果:収納率が5%から12%に向上。リビングからモノが消え、お子さまの遊びスペースも確保できた。

事例2:玄関+洗面の収納強化(名古屋市名東区・65㎡)

ご家族構成:40代ご夫婦+お子さま2人

お悩み:玄関に靴が溢れ、洗面所にタオルや洗剤の置き場がない。

リノベ内容:玄関横にウォークスルー型シューズクローク(1.5畳)を新設。洗面所は造作洗面台+壁面収納に変更。

費用:約110万円(収納関連のみ)

結果:玄関がすっきりし、来客時も恥ずかしくない空間に。洗面所の使い勝手が大幅に向上。

6IROHAHOMEの収納リノベーション

IROHAHOMEでは、収納計画を「暮らし方のヒアリング」から始めます。お客様の持ちモノの量、生活動線、将来のライフプランをお聞きした上で、最適な収納プランをご提案します。

物件探しの段階から「この物件ならこういう収納が作れる」「この間取りならファミリークローゼットが入る」といった具体的なアドバイスが可能です。設計・施工を同じチームで行うため、「図面通りに作れなかった」というトラブルもありません。

収納のお悩み、まずはお気軽にご相談ください

「今の家の収納が足りない」「リノベーションで収納を充実させたい」など、どんなご相談でもOKです。

よくある質問

関連記事