こんにちは、CADオペレーターの宮崎です。 今日は、お客様のイメージを図面に落とし込むまでの「デザインの裏側」をお見せします。
「なんとなく」から始まるヒアリング
お客様との打ち合わせで、こんな言葉をよく聞きます。
「なんとなく、明るい感じがいいんです」
「カフェっぽい雰囲気にしたくて」
「ホテルみたいな高級感が欲しい」
「子どもが走り回れる感じで」
これ、全然OKなんです。むしろ、この「なんとなく」の中に、 お客様の本当の希望が隠れていることが多いんです。
私がやっている「翻訳」作業
お客様の言葉を、具体的なデザイン要素に「翻訳」するのが私の仕事です。 例えば、こんな風に変換していきます。
「明るい感じ」
→ 白を基調とした壁・天井 / 大きな窓 / 間接照明 / 鏡の活用 / 明るい木目のフローリング
「カフェっぽい」
→ 見せる収納 / カウンターキッチン / ペンダントライト / タイル壁 / 木とアイアンの組み合わせ
「ホテルみたい」
→ 生活感を隠す収納 / 間接照明 / ダウンライト / グレー系の色使い / ガラスの間仕切り
「子どもが走り回れる」
→ 回遊動線 / オープンなLDK / 角を丸くした造作 / 傷に強い床材 / 汚れが目立たない色
Pinterest・Instagramは最強のツール
言葉だけでは伝わりにくいイメージも、写真なら一発です。 私はお客様に、こんなお願いをしています。
💡 山田からのお願い
PinterestやInstagramで「いいな」と思った写真を、5〜10枚くらい集めてきてください。 「なぜいいと思ったか」は分からなくてOK。 集まった写真から、私たちが共通点を見つけ出します。
例えば、お客様が集めた写真に「木の天井」が多ければ、 「木の温かみが好きなんだな」と分かります。 「グレーの壁」が多ければ、「落ち着いた雰囲気が好みなんだな」と。
図面ができるまでの流れ
ヒアリング(1〜2時間)
ライフスタイル、家族構成、趣味、持ち物の量などをお聞きします。 「休日は何をしていますか?」なんて質問も。
イメージ共有(写真収集)
お客様に写真を集めてもらい、好みの傾向を分析します。 私からも参考写真をお見せして、方向性を確認。
ラフプラン作成(3〜5日)
間取りの大枠を2〜3パターン作成。 「こっちは収納重視」「こっちは開放感重視」など、選択肢を提示。
プラン打ち合わせ(2〜3回)
ラフプランをベースに、細部を詰めていきます。 「ここにコンセントが欲しい」「この棚をもう少し高く」など。
3Dパース作成
完成イメージを3Dで作成。 「思ってたのと違う」を防ぐための大事なステップです。
「思ってたのと違う」を防ぐために
リノベーションで一番怖いのは、完成後の「思ってたのと違う」。 私たちは、これを防ぐためにいくつかの工夫をしています。
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素材サンプルを実際に見てもらう - 床材、タイル、壁紙は必ず実物で確認
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ショールームに同行 - キッチンや洗面台は実際に触って確認
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3Dパースで完成イメージを共有 - 図面だけでは分からない空間の広さを体感
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施工中の現場確認 - 壁ができる前に、実際の空間で最終確認
まとめ
「なんとなく」でいいんです。その「なんとなく」を形にするのが、私たちの仕事。 言葉にできないイメージも、写真や打ち合わせを通じて、必ず形にできます。 「こんなの無理かな」と思っていることも、ぜひ教えてください。 一緒に、あなただけの空間を作りましょう。
