費用・相場2025.10.18約8分で読めます

中古物件購入時の諸費用まとめ

物件価格以外にかかるお金を徹底解説

中古物件購入時の諸費用まとめ

中古物件を購入する際、物件価格だけでなく諸費用が約6〜10%かかります。3,000万円の物件なら180〜300万円程度。この記事では、諸費用の内訳と目安金額を詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 中古物件購入時にかかる諸費用の全体像
  • 仲介手数料・登記費用・ローン関連費用の詳細
  • 3,000万円の物件を購入した場合のシミュレーション
  • 諸費用を抑えるためのポイント

諸費用の全体像

中古物件購入時の諸費用は、大きく分けて「不動産取引に関する費用」「ローンに関する費用」「税金・その他」の3つに分類されます。

費用項目目安金額支払時期
不動産取引に関する費用
仲介手数料物件価格×3%+6万円+税契約時・決済時
売買契約書印紙代1〜3万円契約時
登記に関する費用
登録免許税15〜30万円決済時
司法書士報酬8〜15万円決済時
ローンに関する費用
融資事務手数料3〜66万円融資実行時
保証料0〜60万円融資実行時
火災保険料10〜30万円融資実行時
税金・その他
不動産取得税0〜30万円購入後3〜6ヶ月
固定資産税精算金5〜15万円決済時
管理費・修繕積立金精算2〜5万円決済時

1. 仲介手数料

不動産会社に支払う手数料で、法律で上限が定められています。

仲介手数料の計算式(上限)

物件価格 × 3% + 6万円 + 消費税

例:3,000万円の物件の場合

3,000万円 × 3% + 6万円 = 96万円

96万円 × 1.1(消費税)= 105.6万円

物件価格仲介手数料(税込)
2,000万円72.6万円
2,500万円89.1万円
3,000万円105.6万円
3,500万円122.1万円
4,000万円138.6万円

2. 登記費用

所有権移転登記や抵当権設定登記にかかる費用です。登録免許税司法書士報酬の2つで構成されます。

登録免許税の計算

登記の種類税率軽減税率
所有権移転(土地)2.0%1.5%
所有権移転(建物)2.0%0.3%
抵当権設定0.4%0.1%

軽減税率の適用には、床面積50㎡以上、築年数の要件などの条件があります。中古マンションの場合、築25年以内(耐火建築物)であれば軽減措置を受けられます。

3. ローン関連費用

住宅ローンを利用する場合、以下の費用がかかります。

融資事務手数料

金融機関に支払う手数料で、定額型定率型があります。

  • 定額型:3〜5万円程度(保証料が別途必要な場合が多い)
  • 定率型:借入額の2.2%程度(保証料不要の場合が多い)

保証料

保証会社に支払う費用で、支払い方法は2種類あります。

  • 一括前払い型:借入額1,000万円あたり約20万円
  • 金利上乗せ型:金利に0.2%程度上乗せ

火災保険料

住宅ローン利用時は火災保険への加入が必須です。補償内容や期間によって異なりますが、10年一括払いで10〜30万円程度が目安です。

4. 税金・その他

不動産取得税

不動産を取得した際に一度だけかかる税金です。購入後3〜6ヶ月後に納税通知書が届きます。

計算式

固定資産税評価額 × 3%(住宅用)

※軽減措置により、多くの場合0円または数万円程度になります

固定資産税・都市計画税の精算

売主が1年分を前払いしているため、引き渡し日以降の分を日割りで精算します。

管理費・修繕積立金の精算

マンションの場合、引き渡し月の管理費・修繕積立金を日割りで精算します。

諸費用シミュレーション

3,000万円の中古マンションを購入した場合の諸費用シミュレーションです。

費用項目金額
仲介手数料105.6万円
売買契約書印紙代1万円
登録免許税20万円
司法書士報酬10万円
融資事務手数料(定率型2.2%)66万円
火災保険料(10年)15万円
固定資産税精算金8万円
管理費・修繕積立金精算3万円
合計約228.6万円

このケースでは、物件価格の約7.6%が諸費用としてかかります。リノベーション費用を加えると、総予算は物件価格+諸費用+リノベ費用となります。

諸費用を抑えるポイント

1. 仲介手数料の交渉

仲介手数料は上限が法律で決まっているだけで、交渉の余地があります。ただし、サービス品質とのバランスを考慮しましょう。

2. ローン商品の比較

金融機関によって事務手数料や保証料の設定が異なります。複数の金融機関を比較して、総支払額で有利な商品を選びましょう。

3. 軽減措置の活用

登録免許税や不動産取得税には軽減措置があります。条件を満たしているか確認し、適用を受けましょう。

4. 火災保険の見直し

補償内容を必要最低限にすることで保険料を抑えられます。ただし、マンションの場合は管理組合の共用部分保険との重複に注意。

よくある質問

Q. 諸費用は住宅ローンに含められますか?

A. 金融機関によっては「諸費用ローン」として借入可能です。ただし、金利が高くなる場合があるため、できれば自己資金で用意することをおすすめします。

Q. 諸費用はいつまでに用意すればいいですか?

A. 契約時に仲介手数料の半金と印紙代、決済時に残りの諸費用が必要です。契約から決済まで通常1〜2ヶ月あるため、その間に準備しましょう。

Q. リノベーション費用と諸費用は別ですか?

A. はい、別です。リノベーション費用は工事費用として別途かかります。一体型ローンを利用すれば、物件価格+リノベ費用を一括で借入できます。

Q. 新築と中古で諸費用は違いますか?

A. 新築の場合は仲介手数料がかからないケースが多いですが、修繕積立基金や管理準備金が必要になります。総額では大きな差はありません。

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