リノベーション費用の相場と予算の立て方完全ガイド
後悔しない資金計画のポイント

中古マンションのリノベーションを検討する際、最も気になるのが費用ではないでしょうか。「いくらかかるのか分からない」「予算オーバーが怖い」という不安を抱える方も多いはずです。この記事では、名古屋エリアでの実績をもとに、リノベーション費用の相場から予算の立て方までを徹底解説します。
この記事でわかること
- ・リノベーション費用の内訳と相場
- ・名古屋エリアの費用相場
- ・予算オーバーを防ぐコツ
- ・資金計画の立て方
- ・見積もりの見方と注意点
リノベーション費用の相場
リノベーション費用は、工事の範囲や内容によって大きく変わります。まずは一般的な相場を把握しましょう。
工事規模別の費用相場(70㎡の場合)
| 工事規模 | 費用相場 | 主な内容 |
| 部分リノベ | 300〜600万円 | 水回り交換、内装張替え |
| フルリノベ | 800〜1,200万円 | 間取り変更、設備一新 |
| スケルトンリノベ | 1,000〜1,500万円 | 躯体のみ残して全面改修 |
一般的に、1㎡あたり10〜20万円が目安とされています。ただし、これはあくまで目安であり、使用する素材やデザインの複雑さによって変動します。
名古屋エリアの特徴
名古屋エリアは東京や大阪に比べて10〜15%程度費用が抑えられる傾向があります。これは人件費や物流コストの違いによるものです。ただし、最近は資材価格の高騰により、全国的に費用が上昇傾向にあります。
費用の内訳を理解する
リノベーション費用は、大きく分けて「設計費」「工事費」「諸経費」の3つで構成されています。それぞれの内訳を理解することで、見積もりを正しく評価できるようになります。
費用の内訳
| 項目 | 割合 | 内容 |
| 設計費 | 10〜15% | プランニング、図面作成、デザイン |
| 工事費 | 70〜80% | 解体、設備、内装、電気、給排水 |
| 諸経費 | 10〜15% | 現場管理、廃材処理、保険 |
工事費の詳細内訳
工事費は最も大きな割合を占めるため、その内訳を理解することが重要です。
- 解体工事:既存の内装や設備の撤去(50〜100万円)
- 設備工事:キッチン、浴室、トイレなど(200〜400万円)
- 内装工事:床、壁、天井の仕上げ(150〜300万円)
- 電気工事:配線、コンセント、照明(50〜100万円)
- 給排水工事:配管の更新、移設(50〜150万円)
- 建具工事:ドア、収納、造作家具(100〜200万円)
場所別の費用相場
リノベーションの費用は、どこを改修するかによって大きく変わります。場所別の費用相場を把握しておきましょう。
水回りの費用相場
| 場所 | 交換のみ | 移設を含む |
| キッチン | 80〜150万円 | 150〜300万円 |
| 浴室 | 80〜150万円 | 150〜250万円 |
| トイレ | 20〜50万円 | 50〜100万円 |
| 洗面所 | 20〜50万円 | 50〜100万円 |
内装の費用相場
| 項目 | 費用相場(70㎡) | 備考 |
| フローリング | 50〜150万円 | 素材により大きく変動 |
| 壁紙 | 30〜80万円 | 塗装の場合は+20〜30万円 |
| 天井 | 20〜50万円 | 天井高変更は追加費用 |
| 間仕切り変更 | 30〜100万円 | 壁の撤去・新設 |
費用が上がる要因
リノベーション費用は、さまざまな要因で上昇する可能性があります。事前に把握しておくことで、予算オーバーを防ぐことができます。
費用が上がる主な要因
- 水回りの移設:配管工事が必要になり、50〜100万円程度追加
- 電気容量の増設:IHやエアコン増設で10〜30万円追加
- 構造補強:間取り変更に伴う補強で20〜50万円追加
- 高級素材の使用:無垢材、タイルなどで費用が2〜3倍に
- 造作家具:オーダーメイドの収納や棚で50〜200万円追加
- 設備のグレードアップ:高機能キッチンなどで50〜100万円追加
予想外の追加費用に注意
- ・解体後に発覚する配管の劣化(20〜50万円)
- ・アスベスト含有材の処理(10〜30万円)
- ・床下・壁内の腐食や損傷(10〜50万円)
- ・管理組合への申請費用(数万円)
予算の立て方
リノベーションの予算は、物件購入費用とのバランスを考えて設定することが重要です。
予算配分の目安
中古マンション購入+リノベーションの場合、以下のような配分が一般的です。
| 総予算 | 物件価格 | リノベ費用 | 諸費用 |
| 3,000万円 | 1,800〜2,100万円 | 600〜900万円 | 300万円 |
| 4,000万円 | 2,400〜2,800万円 | 800〜1,200万円 | 400万円 |
| 5,000万円 | 3,000〜3,500万円 | 1,000〜1,500万円 | 500万円 |
予算を立てる際のポイント
- 優先順位を決める:絶対に譲れない部分と妥協できる部分を明確に
- 予備費を確保:総予算の10〜15%は予備費として確保
- ローンの返済額から逆算:月々の返済額から総予算を決定
- 将来の出費も考慮:引越し費用、家具・家電の購入費用も計算
見積もりの見方と注意点
リノベーション会社から提示される見積もりは、内容をしっかり確認することが重要です。
見積もりでチェックすべきポイント
- 内訳の詳細さ:「一式」表記が多い見積もりは要注意
- 設備のグレード:メーカー名、品番が明記されているか
- 諸経費の内容:何が含まれているか確認
- 追加費用の条件:どのような場合に追加費用が発生するか
- 保証内容:工事後の保証期間と範囲
見積もり比較のコツ
- ・同じ条件で複数社から見積もりを取る
- ・安すぎる見積もりは品質や追加費用に注意
- ・総額だけでなく内訳を比較する
- ・アフターサービスや保証内容も確認
費用を抑えるコツ
予算内でリノベーションを実現するために、費用を抑えるポイントを押さえておきましょう。
費用を抑える方法
- 水回りの位置は変えない:配管工事を最小限に抑える
- 既存を活かす:使える設備や建具は再利用
- 素材のグレードを調整:見える部分にコストを集中
- 施主支給を活用:照明器具や建具を自分で手配
- 補助金・減税制度を活用:省エネ、バリアフリー改修など
活用できる補助金・減税制度
| 制度 | 対象工事 | 補助額・減税額 |
| 住宅ローン控除 | リフォーム全般 | 最大455万円(13年間) |
| 子育てエコホーム支援 | 省エネ改修 | 最大60万円 |
| 長期優良住宅化リフォーム | 性能向上リフォーム | 最大250万円 |
まとめ:後悔しない資金計画のために
リノベーション費用は、事前の計画と情報収集が成功の鍵です。この記事で紹介したポイントを参考に、後悔のない資金計画を立ててください。
資金計画のチェックリスト
- 工事規模と費用相場を把握する
- 費用の内訳を理解する
- 物件価格とリノベ費用のバランスを考える
- 予備費(10〜15%)を確保する
- 見積もりは複数社から取得し比較する
- 補助金・減税制度を活用する
- 将来の出費も含めて計画する
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