リノベーションローンの種類と選び方
一体型・リフォームローン・フラット35リノベ

中古住宅を購入してリノベーションする場合、資金調達の方法は複数あります。ローンの種類によって金利や借入条件が大きく異なるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
この記事では、リノベーション資金の主な調達方法である「一体型住宅ローン」「リフォームローン」「フラット35リノベ」について、それぞれのメリット・デメリットと選び方のポイントを詳しく解説します。
この記事でわかること
- ・リノベーションローンの主な3種類
- ・各ローンのメリット・デメリット
- ・金利・借入期間・審査基準の違い
- ・自分に合ったローンの選び方
- ・ローン審査を通りやすくするコツ
リノベーションローンの3つの選択肢
中古住宅購入+リノベーションの資金調達には、主に以下の3つの方法があります。
| ローン種類 | 金利目安 | 借入期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 一体型住宅ローン | 0.3〜1.5% | 最長35年 | 物件+工事を一本化 |
| リフォームローン | 2.0〜4.0% | 最長15年 | 工事費用のみ借入 |
| フラット35リノベ | 1.5〜2.0% | 最長35年 | 全期間固定金利 |
1. 一体型住宅ローン
物件購入費用とリノベーション費用を一本のローンにまとめて借りる方法です。多くの銀行が取り扱っており、最も一般的な選択肢です。
メリット
- 金利が低い:住宅ローン金利が適用されるため、リフォームローンより大幅に低い
- 返済期間が長い:最長35年で借りられるため、月々の返済額を抑えられる
- 管理が楽:1本のローンで済むため、返済管理がシンプル
- 住宅ローン控除が使える:リノベーション費用も控除対象になる
デメリット
- 審査が厳しい:物件価値と工事内容の両方が審査対象
- 工事費用の確定が必要:融資実行前に工事見積もりを確定させる必要がある
- つなぎ融資が必要な場合も:物件購入と工事完了のタイミングによっては必要
こんな人におすすめ
・物件購入とリノベーションを同時に進めたい方
・できるだけ低金利で借りたい方
・住宅ローン控除を最大限活用したい方
2. リフォームローン
リノベーション費用のみを借りる無担保ローンです。すでに物件を所有している場合や、住宅ローンとは別に工事費用を借りたい場合に利用します。
メリット
- 審査が比較的緩やか:無担保のため、物件の担保評価が不要
- 手続きが簡単:住宅ローンより書類が少なく、審査期間も短い
- 少額から借りられる:50万円程度から借入可能な金融機関も
- 工事内容の変更に柔軟:融資後の工事内容変更にも対応しやすい
デメリット
- 金利が高い:住宅ローンの2〜3倍程度の金利
- 返済期間が短い:最長10〜15年程度のため、月々の返済額が高くなる
- 借入限度額が低い:500〜1,000万円程度が上限の場合が多い
- 住宅ローン控除の対象外:税制優遇を受けられない
リフォームローンの金利タイプ
| 金利タイプ | 金利目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 変動金利 | 2.0〜3.0% | 金利変動リスクあり |
| 固定金利 | 3.0〜4.0% | 返済額が確定 |
3. フラット35リノベ
住宅金融支援機構の「フラット35」に、リノベーション費用を組み込めるプランです。全期間固定金利で、一定の省エネ性能向上などの条件を満たすと金利優遇が受けられます。
メリット
- 全期間固定金利:金利変動リスクがなく、返済計画が立てやすい
- 金利優遇あり:省エネ基準を満たすと当初5〜10年間、金利が0.5%引き下げ
- 返済期間が長い:最長35年で借りられる
- 審査基準が明確:民間銀行より審査基準が分かりやすい
デメリット
- 技術基準への適合が必要:物件とリノベーション内容が基準を満たす必要がある
- 手続きが複雑:適合証明書の取得など、追加の手続きが必要
- 金利がやや高め:変動金利の住宅ローンより金利は高い
- 融資手数料がかかる:借入額の2%程度の手数料が必要
フラット35リノベの金利優遇
| プラン | 金利引き下げ | 引き下げ期間 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| 金利Aプラン | -0.5% | 当初10年間 | 省エネ等級5以上 |
| 金利Bプラン | -0.25% | 当初5年間 | 省エネ等級4以上 |
ローン選びのポイント
自分に合ったローンを選ぶために、以下のポイントを確認しましょう。
1. 総返済額で比較する
金利だけでなく、返済期間も含めた総返済額で比較することが重要です。金利が低くても返済期間が長いと、総返済額は増える場合があります。
2. 月々の返済額を確認する
無理のない返済計画を立てるために、月々の返済額が収入の25%以内に収まるかを確認しましょう。
3. 諸費用も含めて計算する
ローンには金利以外にも、事務手数料、保証料、団体信用生命保険料などの諸費用がかかります。これらも含めて比較しましょう。
4. 将来の金利変動リスクを考える
変動金利は当初の金利が低いですが、将来金利が上昇するリスクがあります。金利上昇時のシミュレーションも行っておきましょう。
返済シミュレーション例
借入額3,000万円(物件2,000万円+リノベ1,000万円)の場合:
- ・一体型住宅ローン(金利0.5%・35年):月々約78,000円
- ・住宅ローン+リフォームローン(金利0.5%・35年+3.0%・10年):月々約85,000円〜
- ・フラット35リノベ(金利1.5%・35年):月々約92,000円
ローン審査を通りやすくするコツ
住宅ローンの審査に通りやすくするためのポイントをご紹介します。
1. 返済負担率を下げる
年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)は、30%以下が目安です。他のローンがある場合は、完済してから申し込むと有利です。
2. 頭金を用意する
頭金を多く用意すると、借入額が減り審査に通りやすくなります。物件価格の10〜20%の頭金があると理想的です。
3. 勤続年数を確保する
多くの金融機関では、勤続年数2年以上を審査基準としています。転職直後は審査に不利になる場合があります。
4. 信用情報を確認する
クレジットカードの支払い遅延などがあると、審査に影響します。事前に信用情報機関(CIC等)で確認しておきましょう。
よくある質問
Q. リノベーション費用はいくらまで借りられますか?
A. 一体型住宅ローンの場合、物件価格+リノベーション費用の合計で審査されます。一般的に、物件の担保評価額の範囲内であれば借入可能です。リフォームローン単独の場合は、500〜1,000万円程度が上限となることが多いです。
Q. 中古住宅でも住宅ローン控除は使えますか?
A. はい、使えます。ただし、築年数や耐震基準などの条件があります。新耐震基準(1981年6月以降)の物件であれば、基本的に控除対象となります。旧耐震基準の物件でも、耐震基準適合証明書を取得すれば控除を受けられます。
Q. 複数の銀行に同時に申し込んでも大丈夫ですか?
A. 事前審査(仮審査)であれば、複数の銀行に同時に申し込んでも問題ありません。ただし、本審査は1〜2行に絞って申し込むのが一般的です。複数の本審査を同時に行うと、信用情報に影響する場合があります。
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